大阪展示(12):新作バッグ柄「天変地異」のお話し
こんにちは、東京/てんてんしましま(水玉とボーダー・ストライプ)で日常をドラマチックにするバッグを作っている「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日は、新作バッグの柄のお話し・その3です。
黒の持ち手と合わせたこちらの柄は、「天変地異」と名付けました。
2020年に起こった、新型コロナウイルスを象徴するものの一つ、マスク柄です。
天変地異って、少し強い言葉ですが、コロナと、それに伴うマスクを取り巻く状況の変化は、わたくしにとってはそれくらい強烈なインパクトがありました。
少し前、というか、ほんの半年前、誰が柄マスクが「普通」になるなんて、想像できたでしょうか。
そしてまさか、バッグ屋である自分が縫って販売することになるとは。
実はマスクを作ることには、少しためらいもありました。
作っているものの軸がぶれるのではないか…と思ったのです。
でもその時、そもそもわたくしは何がしたいと思っているのか、ということを改めて考えました。
最終的に形にして世に送り出しているものはバッグでしたが、それはあくまでもツールでしかなく、その根底には、楽しい柄(得に水玉・ボーダー・ストライプ+猫)で明るい気分になってほしいという思いが込められいます。
だとしたら、その楽しい柄で、マスクを作って元気になってもらいたいと願うのは、あながち間違ってないのかもしれない…。
そう思ってからは、色々吹っ切れ、毎日怒涛のように縫いました。
日々、自分でも怖くなるほどのマスクのご注文がネットに入り、それを、なんとかして1日でも早くお届けできるよう、狂ったように作りました。当時は生地屋さんも軒並み臨時休業中でしたが、生地を買いすぎていて(そしてそれが捨てられない性格で)よかった、と思ったものです(笑)。
世の中的にマスクが超絶品薄だったということもありますが、他のデザイナーさんやハンドメイド作家の方たちもこぞって布マスクを販売していたので、そんな時に、わたくしのことを思い出してくれて、さらには購入してくれたということは、本当にありがたいことでした。
特に、外出自粛というバッグ全否定みたいな事態に陥り
「わたくしなんて、もう用無しだ、、、」
と気持ちが折れかかっていた時期にも重なったので、そういう時に、注文を入れてくれた友人・知人・顧客さまには本当に救われました。
そんな辛い時期に手を差し伸べてもらえたことは、この先の人生で、決して忘れませんし、今後また何かの壁にぶち当たっても、支えになってくれるものになると感じています。
そして、そのお礼として、今後も全力で「ドラマチック」をお届けしたい。
それをぎゅーーーっと詰め込んで、形にしたら、こんな柄のバッグになりました。
ぜひ、黒い持ち手ともども、お手にとって色々感じていただけた嬉しいな、と思っております。
さて、という訳で、7月の受注会で販売開始予定の新作「Stay Home」の3柄、全て出揃いました。
次回からは、細かいちょっとしたこだわり仕様等についてご紹介していきたいと思います。
今日も最後までのお付合い、ありがとうございました。
「Stay Home」
オリジナルハンドル&プリント
A4ファスナートートバッグ
本体サイズ:W 31.4 x H25 x D10.4 cm
持ち手サイズ:W15 x H10cm(厚さ:0.8〜9cm)
(ショルダー用カン付き/ショルダーは別売)
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受注会は、どうぞお気軽にいらしてください。初めての方はハードルが高く感じられるかと思いますが、ご覧いただくだけでも気兼ねなくどうぞ〜。
サオリモチヅキ
新作バッグ受注会
「This is the Bag vol.2」
2020年7/16(木)-19(日)の4日間
11:00-18:00(最終日は17:00)
大阪府大阪市浪速区恵美須東1丁目16-16
・大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」3番出入口より徒歩1分
・大阪メトロ御堂筋線「動物園前駅」5番出入口より徒歩7分
・JR環状線「新今宮駅」東口(通天閣口)改札より徒歩7分
・阪堺電車「恵美須町駅」より徒歩1分
*商品は、受注会終了後宅配での引き渡しになります
*アイテムによっては、納品までにお時間をいただく場合がございます
*一部、即日お渡し可能な商品もあります
*お支払いには現金の他、クレジットカード・QRコード決済などがお使いいただけます
*念のため、入場の際はマスクの着用をお願い致します(会場でもSaori Mochizukiオリジナルの布マスクを販売いたします)
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東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織
〜大阪展示までの道のり〜