8年目の突然

望月の猫・てんちゃん

 

こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。

 

苦節(?)8年、我が家の猫・てんちゃんがここへきて急に箱に入るようになりました。

 

箱は猫ホイホイ、なんて言われることがありますが、今までのてんちゃんは、基本素通り。

 

通販の箱が転がっていると、たまに上に乗ることはあっても、中に入ろうとすることはありませんでした。

 

てんちゃんサイズのものを、あえて蓋を開けて置いておいてもガン無視。

 

無理強いする理由はないですし、何が何でも箱に入って欲しい、という訳でもなかったのですが、ネットなどを見ていると、箱に入ることが好きな猫の方が圧倒的に多い印象だったので、どうしててんちゃんは箱に全く興味がないんだろう、と不思議に思っていました。

 

それが1ヶ月ほど前、突然入箱。

 

テーブルの上に置いてあったamazonの空箱を、何事もなかったかのように「よっこらしょ」とまたいで中で丸まったので、めちゃくちゃびっくりしました。

 

それからは、そのamazon箱がどこに置いてあっても、

 

「100年前から入ってましたけど、なにか?」

 

みたいな顔をしてぎゅーっと入っています。

 

夜中、寝ていると、ミシミシ…ミシミシ…と聞こえるので、えっ?!と怖くなって部屋中を見渡してみると、てんちゃんがその箱の中で寝返りをうっていたりします。

 

いったい何スイッチが入ったのかよくわからないのですが、我が家にやってきて8年、何か心境の変化があったようです。

 

8年間、「入りたいけどなぁ」と葛藤していたのか、

 

はたまた7年と364日、徹底的な箱嫌いだったけど、8年目に突然好きになったのか、

 

てんちゃんの本心は知る由もありません。

 

でも、

 

「突然変わったっていいよね、そういうことも、全然OKだよね」

 

…そんなことを、箱みっしりのてんちゃんを見ていて思いました。

 

わたくしは変に意地っ張りなところがあるので、「変わる」自分をカッコ悪いと思ってしまう時があるのですが、本当にカッコ悪いのは、本心じゃないことをムキになってやり続けることだと思うので、意地を張りそうになった時は、このてんちゃんの姿を思い出して少し素直になってみようと思いました。

 

望月の猫・てんちゃん

 

みっしり。

 

東京「日常をドラマチックにする」バッグ

Saori Mochizuki

デザイナー 望月沙織

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