「お財布」の使い方
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こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki（サオリモチヅキ）」のデザイナー望月沙織です。
GW中の公園で、よその子がフリスビーや大きな水鉄砲で遊んでいる姿を見て、お子が同じものを欲しがりました。
そういう時の我が家のルールは、
・それがどれだけ素晴らしいものか(欲しいか)プレゼンしてもらい
・わたくしと撮影部長の心が「それは絶対買った方がいいね！」と動いたら
・自分のお小遣いで買い
・収支報告(お小遣い帳記録)と
・株主(お小遣いをくれた人)への報告をする
ようにしてもらってます。
基本はわたくしがバッグを作っている時にやってることと一緒です。
現状で、「わたくし達の心が動かない」ことはありません。
今は、自分が欲しいと思うものについて真正面から向き合い、それを他者に言葉できちんと伝えられるようになることが大切だと思うので、どんなに拙い内容だったとしても、ひとまずプレゼンができたら全てOKにしています。
将来的にはお子から提示された内容をじっくり検討し、シビアな意見を言って却下もあるかもしれませんが、まずはそこへ向かうための練習をしてもらっています。
買った後の、「株主」への報告もちゃんとやってもらいます。
ここも、ゆくゆくはただお小遣いを誰かからもらうのではなく、自分で商売なり組織勤めなりをしてお金を得ていくスタイルになる訳で、その時に、どうしてそのお金を手に入れることができたのか、そのお金で自分はなにができたのか、しっかり振り返り、そこに感謝することは重要です。
という訳で、小学生になってからは、非常に面倒臭いこのプロセスを必ず踏んでもらうことにしています。
やっとの思いで大きな水鉄砲を手に入れたお子は、開封しながら
「くろうしたんだよ〜〜〜」
とつぶやいていて、思わず笑ってしまいましたが、その感覚を忘れずに、でもどうやったら「苦労」せずに手に入れることができるのかも時に考えつつ、生きていってくれたらいいなと思っております。
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東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織
