一周回って、またブックカバー
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
つい先日、
「昔はめっちゃ売れ筋だったのに、ここ数年は全く作っていない」
と言っていたブックカバーですが、
今日、ものすごく久しぶりに自分用に欲しくなって作りました。
話はちょっと脱線します。
そもそもブックカバーを作らなくなった大きな理由の一つは、世の中の電子書籍化が進んだからでして、わたくしも以前は圧倒的に電子書籍派でした。
欲しい・読みたい、と思った時に配送を待ったり、買いに行くタイムラグなく手に入るのは便利ですし、紙の書籍を買うよりも安いケースがほとんどです。
なにより、ただでさえ狭い家に本を置かないで済むメリットもあります。
なんですが、子供を出産してからこっちは、モノによっては紙で買うようになりました。
理由は、将来お子に手にとって読んでもらえたらいいな、と思うからです。
本に限らず、親から正面切って「これオススメだよ」と言われても素直に向き合えないことって多々ありますが、なんとなく家の中に転がっていて、日常的に目にしているものだったら、そのうち自ら興味を示してくれるんじゃないかな、という淡い期待があるのです。
という訳で、そう言った類の本は、積極的に紙で買うようにしているのですが、ネット通販で買うと、基本丸裸で届くので(本屋さんの実店舗で買うと、サービスでカバーをつけてくれたりしますよね)ならば作ろう…と思い立った次第です。
かといって、本ごとにカバーを作るほど暇ではありませんが、今読み始めた本は、過去にシリーズでほぼ同じサイズの本が何冊か出ていて、すでに手元にあるので、それらを読み返したいと思った時に、1つカバーがあれば使いまわせるな、と思って作りました。
ちなみにめっちゃ久しぶりに作るので、大丈夫かな〜と思っていましたが、
さすがオレ、過去に数え切れないほど縫っていた経験が手に染み付いていたので、ぱぱっと採寸して、あっという間に縫い上げちゃうことができました。
可愛いものって、やっぱりいいですね。
これからこのブックカバーとともに、じっくり読書をしたいと思います。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織