新しく始めたオーダーメイドバッグのこと
(2020年1月更新)こんにちは、東京・中目黒の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
前回ご紹介したリュックサックですが、最近、子供さんも含めた、親子であれこれ選ぶことを楽しめるオーダーメイドのご注文もお受けするようになりました。
【オーダーメイドで子供用リュックサックをご注文のお客様の声】
ー 子どもへの初めての誕生日プレゼントとしてオーダーメイドしました。私のわがままな要望にもできる限りの範囲で答えてくださり納得いくまで相談に乗ってもらいました。おかげで届いた品物はとても可愛くて子が背負う度にニヤケが止まりません!!世界で一つだけのリュックなので大切に使ってもらおうと思います。素材もしっかりしてて軽く、Mサイズですがたっぷり入るので助かります。
(まもなく1歳のお子さん用にMサイズをオーダーメイドで購入/20代・主婦・ゆーきゃん様)
その時の様子はこちら…!
https://www.instagram.com/p/B5kkI0QFR39/
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そもそものきっかけは、人間にとって「選ぶ」という行為はとても難しいことなんだ、という話を聞いたこと、でした。
あまりにも難しく、心に結構なプレッシャーがかかるので、
アインシュタイン(相対性理論)
バラク・オバマ(元アメリカ大統領)
マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
は、毎日同じお洋服を着ることで、心理的負担を軽くしてきたのだそうです(何を着るか?よりも、もっと重大な決定事項にエネルギーをとっておきたいから、とのこと)。
事実わたくしも、自分で会社を始めてみて、勤務時間・休暇・給料・営業方法…などなど、なんでも自分で自由に選べる(=全部自分で決めなければいけない)ってこんなにもしんどいことなのか、、、と逃げ出したくなったことがありました(今でもたまに、ある)。
それでも人間、選ばないといけない。
人生は、「今日なにを着る?」という些細なことを含めた「選択」の連続で、その先に未来がつながっています。
だとしたら、「選ぶ」ことには慣れた方がいいし、なんならそれを楽しめた方がいい。
そういう実感があったので、わたくしは、3歳になる息子にバッグが必要になった時は、必ずいつも、本人に何色がいいか、どんな柄が好きかを選んでもらって作るようにしてきました。
そんなことを繰り返していくうちに、だんだん息子の好みや個性がはっきりと見えてくるようになりました。
うちの息子は、どうやら明るいピンクが大好きなようで、最近はどんなにたくさんの色の候補を見せても、瞬殺でビビッドなピンクが使われた生地を選ぶようになりました。
こちらからしてみると選択肢を並べた甲斐がありませんし、「またピンクのバッグを作るのかよっ!」というイラつきもなくはないのですが(笑)、それでも本人は、いろんな色を見せてもらえることが楽しいようですし、なにより「たくさんの中から自分がこれを選んだんだ」という感覚が誇らしくもあるようで、完成したバッグは、いつもとても嬉しそうに使ってくれているので、なんだかんだ言ってこちらも嬉しくなります。
そんな経験が自分にとっては大変興味深く、楽しい時間でもあったので、それならばぜひ1人でも多くの方とこの経験を共有できたらと思い、始めるようになりました。
実際に保護者の方と子供さんとが一緒に向き合って選んでみると、大人の方が「我慢できない」という事実に直面して、愕然とする時があります。
それは(自分にも思い当たる部分は多々あるのですが)、
・子供さんが自分の意見を言おうとするのを待てなかったり、
・保護者である自分の好みとは違うものを選ぼうとする事が許せなかったり、
・一般的に「常識」とされるところから逸脱しそうになることが心配になったり、
(男の子が男の子っぽい色(青やモノトーンなど)ではなく女の子っぽい色(赤やピンク)を選ぼうとする、など)
と、理由は様々ですが、やはり大人の方が子供よりも声が大きい分、わかっているつもりでも、ついうっかり子供の選択を御そうとしてしまう時があります。
そうなると、子供さんは保護者の方の顔色ばかりを伺うようになってしまったり、最終的には「なんでもいい」としか言わなくなってしまったりします。
かといって、せっかく一緒に選ぶのであれば、大人の意見が全く反映されないのも、大人にとってはつまらないことだと思います。
もちろん誰のバッグをどういう形でオーダーするのか(親子でお揃いのものを作るのか、子供用だけを頼むのか、など)にもよりますが、そのあたり、導線がこんがらがりそうになった時に、第三者のわたくしがクッション役として存在する事で、保護者の方とお子さんがわだかまりなく、納得いくバッグ作りができたらいいな、と思っております。
もちろん、大人の方が、単独で自分用に、というオーダーも大歓迎です。
【一部をご希望のデザインに変更してリュックサックをご注文のお客様の声】
ー 20年ほど◯ーターのリュックを愛用しています。初めて◯ーター以来欲しいリュックに巡り会えました。柄のインパクトはありますが、モノトーンなので服を選ばず、更に激軽で万年肩凝りの私でもテンション下がらず使えます!OPで背中部分にポケットを付けていただきました。ちょっとしたアレンジに対応してくださるのも魅力のひとつです。
(30代・事務・E.Y様)
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既製品はなんか物足りないんだけど、何をどうやったら自分好みになるのかよく分からない、という時は、ぜひご利用ください。
料金は、基本のバッグのお値段に、オーダーメイド料金が加算されます(2021年1月料金改定)。
【リュックサックの基本料金】
Lサイズ/H 40 x W 30 x D 12 cm:¥26,000+税
Mサイズ/H 33 x W 25 x D 10 cm:¥24,000+税
Sサイズ/H 26 x W 20 x D 8 cm:¥22,000+税
【オーダーメイド料金の目安(一例)】
リュックサックの基本料金に下記がプラスされます
*柄変更(在庫生地): 無料
*柄変更(希望生地): +¥22,000 +税〜
*持ち手長さ変更: +¥15,000 +税〜
など。内容によって色々異なります。
【サイズの目安】
左:Lサイズ=大人サイズ(身長120cm前後~)/H 40 x W 30 x D 12 cm
中:Mサイズ=身長90cm(2歳)前後~/H 33 x W 25 x D 10 cm
右:Sサイズ=身長80cm(1歳)前後~/H 26 x W 20 x D 8 cm
持ち手の長さを変えると、大人でもS・Mを持つことができます(ボディバッグ風になります)。
オーダーメイドについてのご依頼やご質問は、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
また、インスタグラム上では、随時新柄の写真をアップしていきますので、合わせてごらんください。
バッグとともに、「自分で作った!」という思い出も一緒に作れればいいなと思っております。
<本日の水玉>
「SF Movie」(リュックサック)各種
Lサイズ/H 40 x W 30 x D 12 cm:¥26,000+税
Mサイズ/H 33 x W 25 x D 10 cm:¥24,000+税
Sサイズ/H 26 x W 20 x D 8 cm:¥22,000+税
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東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織