大阪展示(5):オリジナル製作の落とし穴
こんにちは、東京/てんてんしましま(水玉とボーダー・ストライプ)で日常をドラマチックにするバッグを作っている「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
「ないには ないなりの 理由がある」
むかしむかし、スタッフの人にお仕事を手伝ってもらっていた時に、ブランドの方向性が迷子になりそうになると、みんなで呪文のように唱えていた言葉です。
今までに見たことないものでびっくりさせたい。
この世にないものを作って世界をあっと言わせたい。
ものを作っている人なら、誰しも心に抱く願望です。
でも、この世に存在しない、ということは、そもそも必要とされていないから、存在していないのかもしれない。
キュウリの塩もみはあるのに、砂糖もみを見かけないのは、誰も思いつかなかったからではなくて、過去に誰かがトライしたけれど、塩もみほど美味しくなくて、断念したからなのかもしれないのです。
自分のやっていることをあまりにも近視眼的に見つめすぎていると、時々この視点が抜け落ちてしまう時があります。
さて、話はちょっと飛びますが、うちのブランドはロゴにもあるように、
モノクロ(白黒)で、なんでもない日常
赤で、そこにひそむドラマチックなこと
を表現しています。
だから今回、オリジナルの持ち手を作る時には、赤も作ってみたい、と思っていました。
・・・でも、真っ赤な顔したネコって、かわいいのかな。
キュウリの砂糖もみになってない…???
悩みました。
とはいえ、バッグは、持ち手だけで成立するものではありません。
本体とのバランスで、可愛くまとめられる自信はありました。
新型コロナで暗い状況が続く中、パッと明るい色で元気になっていただけたら、という思いもありました。
だったら、一旦形にしてみてから考えてもいいのかも、と思い、とりあえずサンプルを出してもらうことにしました。
その結果は、思っていた以上に「赤」っぽくなくて、わたくしはいい感じ!と思いましたが、いかがでしょうか。
もっと赤鬼みたいになっちゃうかとおもっていましたが、意外と赤であることを忘れてしまうような気もしています。
また、バッグに仕立ててから、ご判断いただけたら嬉しいです。
ちなみに持ち手のくりぬかれた部分から、お揃いのリボンも切り出していただきました。
そんなこんなについては、また次回お話ししたいと思います。
今日も有難うございました。
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受注会は、どうぞお気軽にいらしてください。初めての方はハードルが高く感じられるかと思いますが、ご覧いただくだけでも気兼ねなくどうぞ〜。
サオリモチヅキ
新作バッグ受注会
「This is the Bag vol.2」
2020年7/16(木)-19(日)
11:00-18:00(最終日は17:00)
大阪府大阪市浪速区恵美須東1丁目16-16
・大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」3番出入口より徒歩1分
・大阪メトロ御堂筋線「動物園前駅」5番出入口より徒歩7分
・JR環状線「新今宮駅」東口(通天閣口)改札より徒歩7分
・阪堺電車「恵美須町駅」より徒歩1分
*商品は、受注会終了後宅配での引き渡しになります
*アイテムによっては、納品までにお時間をいただく場合がございます
*一部、即日お渡し可能な商品もあります
*お支払いには現金の他、クレジットカード・QRコード決済などがお使いいただけます
*念のため、入場の際はマスクの着用をお願い致します(会場でもSaori Mochizukiオリジナルの布マスクを販売いたします)
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東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織
〜大阪展示までの道のり〜