オーダー品:復刻版・グレーのロードムービークラシックの詳細
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日は昨日お話しした、お客さまからオーダーいただいたグレーのロードムービークラシックのご紹介です。
昨日(2021年9月8日)の動画(IGTV)と、ブログでもお話し致しましたが、
今回のオーダー品は、7年前(2014年)に完売したモデルをできる限り再現したものになります。
メインに見えてくる真ん中部分の生地だけはどうしても同じものの手配ができなかったので、違うデザインの生地になりました。
<前回のデザイン>
<今回のデザイン>
でも今回の生地も、インパクトがあるのにうるさくないという絶妙の塩梅でとても素敵な仕上がりになったと思っております。
緊張しながら縫った革パーツ部分。
ここも、今回手配した革の厚みの都合上、量産時の仕様とは若干異なっておりますが、ほぼ完璧に再現できたと自負しております…。
というか、改めて自分でゼロから作ってみると、いかに当時発注を依頼した縫製屋さんと職人さんがすごかったかということが理解できて、あの時の未熟な自分が恥ずかしいやら、そんな自分に付き合っていただけてありがたいやら、いろんな感情がこみ上げてきました。
ちなみにこのボストンバッグは、ちょっと独特な(=縫い付けにコツがいる)ファスナーの仕様になっておりまして、その気になれば楽チンな縫い方に逃げることもできたのですが、それだと見た目がちょっと劣ることになるので、逃げずに向き合ってみました(そして無事できたのでホッとしました)。
底部分には底鋲が打ってありますが、一番汚れやすいところなので、今回もここは汚れが目立たない色味の生地にしてあります。
内側はお客さまたっての希望で、ビビッドなピンクの生地を使っています。
今回は完全にメールでのやり取りのみだったので、ご希望の色味を伺うのに少し気を遣いました。
というのも、「ピンク」と一口に言っても色んなトーンがありますし、たとえ同じ色を見ていたとしても、使っているスマホやパソコンの画面設定によって、全く異なる印象を抱く可能性があります。
なので今回は、
Webデザインをする人にとってはおなじみの、HTMLのカラーコード表を使ってやり取りしました。
この方法すらも完璧ではありませんし、もっと言えばこれと全く同じ色を、となるとそれはもうオリジナルで作るしかなくなりますが、今回はなんとか予算の範囲内でご希望の色味の生地が見つかったのでホッとしました。
お客さまのお手元で、末長くご活用いただけたらいいな、と願っております。
オーダーくださり、誠にありがとうございました。
<本日のオーダーメイドバッグ>
ロードムービークラシック(グレー)特注
・本革
・コットン
約 H31 x W35 x D19 cm
【お見積別途(オーダーメイドの場合、同型でも量産品の金額とは異なります)】
なおオーダーメイドのご注文等は、こちらのページをご確認の上、お気軽にお問い合わせくださいませ。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織