ボイコットをのらりくらりかわす
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
お子の夏祭りボイコットのその後について、です。
結論から申しますと、保育園の先生に助けていただきました。
というか、当初はもう休む覚悟で先生にお電話をしました。
登園で慌ただしい時間帯に長くなっても申し訳ないと思い、諸々の事情は追ってクラウドの日記に記入しておくので後で読んでください、と伝えると、いや、今お話ししちゃいましょうと時間を割いてくれました。
そして、一通りわたくしと話した後に、本人と話してみましょうか、ということになりました。
スマホを渡すと、まんざらでもなさそうなお子…。
もともと担任の先生のことは大好きなので、先生の声には素直に反応しています。
「しばらくおやすみだったから寂しかったよ〜。今日まってるから、おいでね」
の言葉に
「うん」
とうなずくではないですか。
電話を切って改めて本人に確認すると、
「いいよ、なつまつりに いくきはないけど、せんせいに あうだけなら」
というので、わかった!会うだけ会いに行こう!!と、ダッシュで着替えさせ、登園用のリュックを背負わせようとすると
「なんで あうだけ なのに、にもつ もってくの??」
とくる…。
まあまあ、会うだけだけど、とりあえずいつも通り背負っていこうよ、と無理やり背負わせ、自転車に押し込み、ぶんぶん漕いでいると、後部座席から風に乗って、
「せんせいに あうだけあって おはようございますって いったら かえってくるんだよねー」
という声が漂ってくる…。
「そうだね〜会うだけあって、%$&#*`@=~¥…だね〜!」
と、なんとなくごまかしていると、
「きこえないんですけど。おおきなこえで いってくれない?」
そんなこんなも「ははは〜〜〜」とはぐらかしながら保育園の玄関に着くと、
「ここでもう かえるんだよね」
中に入って先生の顔を見たら
「あうだけあったら かえるって おやくそくじゃないか」
と泣きじゃくる、、、。
・・・いやもう、そんなのはこっちの作戦だよ、ここまできたら行ってもらいますから!と心の中で思いつつ、お子と押し問答を繰り広げていると、
「ご心配をおかけしてすみません。お預かりしますから、大丈夫です」
と先生がお子を抱き上げくれました。
結果…昨日もお話しした通り、お子は全力でボイコットしていたことが嘘のように夏祭りを楽しんで帰ってくることができたのです。
お子を預けて保育園を後にした時は心底ホッとしましたし、だから言わんこっちゃない、素直に最初から行ってくればよかったんだよ、と思いました。
でも、一つだけちょっと心に引っかかっていたことがありました。
それについては後でお子とちゃんと話さないとだめかもな、、、と思っていたら、降園直後にこちらが切り出す前に、お子の方からそこについて早速ツッコミを入れられてしまいました。。。
そこら辺については、また次で詳しくお話ししたいと思います。
それにつけても保育園の先生の頼もしさと言ったら…!!!
「ご心配おかけして」
なんて、こちらのセリフでして、そんなことを先生に言わせてしまった自分がちょっと情けなくありましたが、と同時に先生がいかにうちの子供のことを我が事として捉えてくれているかということが如実に伝わってきて、感動も致しました。
こういう先生達の気持ちあってのバッグ作り、です。
1秒たりとも無駄にせず、全力を注がねば、と思った次第です。
なお冒頭の写真は、今回の夏祭りのためにつくった「お金」だそうで、
「『くじびき』 をかいたんだおー」
とのことでした(き のさきっちょが微妙に逆にはねているのがツボでした)。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織