自己紹介のお作法について:The Circle (ザ・サークル)アメリカ編/NETFLIX
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
ヒカリエのイベントの合間に「The Circle アメリカ編」にはまる…。
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<イベント詳細>
2021年8月16日(月)-31日(火)
東京・渋谷ヒカリエ(東急・東京メトロ/渋谷駅直結)
5F/ザ・マーケットプレイス 内
■イベント期間中に使える「最新情報」ご登録者限定のスペシャル特典は8月12日配信のメールにてご確認ください
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直接会うことなく、口説きモードや友達としてのアプローチを交えながら、他の参加者に好かれるよう戦略を練る社会実験的ゲーム。目指すは賞金10万ドル!
—NETFLIX公式サイトの番組紹介より引用
要は、「サークル」というSNS上でのチャットのみで仲間を判断していくゲームなんですが、、、まず率直に言って文化の違いに圧倒されます。
最初に(視聴者のみに向かって)各自の自己紹介動画が流れるのですが、日本人がよくやるような、謙遜や卑下は、全員一切ありません。自分がいかに魅力溢れる人間か、ということを、これでもかっ!!!とてんこ盛りで主張します。
ざっくりとした印象でいうと、
「みんな私のことを必ず好きになる」
「OOでは絶対に俺が世界一だと思う」
といったニュアンスの言葉を、1000%くらいのテンションで畳み掛けてくるので、その熱量がiPadの画面からだだ漏れてきて、これだけでお腹いっぱいになります。
あまりに圧倒されて、別にわたくしが勝負を挑まれている訳でもないのに、なんかもうすいません、、、という気持ちになってしまって思わず観るのを止めそうになりました。
もちろんTV番組だから、多少盛っている部分もあるとは思いますが、だからと言って、やれといわれて一朝一夕にできるものでもないと思うので、やはりアメリカ人は、根本的に子供の頃からああいった教育や価値観の下、育ってきているんだろうな、と思いました。
そして我がお子にも、この番組で「世界にはこういう自己主張の仕方もあるんだ」ということを学んでもらえたら、と思いました。
いろいろ真に受けて、あれを完コピして日本社会の中でやったら相当うっとおしいと思います。
ただこれからの時代は、こういったハイカロリーな自己紹介を目の当たりにする機会はわたくし達の時よりも遥かに多いと思います。
そんな時に、わたくしのようにただただ怯えるだけで終わらないように、せめて免疫だけでも付けておいてもらえたらと思います。
また逆に、自分がアメリカに出て行く機会があった時には、あのお作法に則って主張してもらえたら存在が霞まずに済むのではないかな、とも思っています。
ちなみに今日冒頭に貼ったのはシーズン2の予告ですが、断然シーズン1から観ることをおすすめします。
シーズン1とシーズン2は全く別個のものなので、どちらから観てもそれぞれに楽しめます。
でもシーズン全体を通しての個性がそれぞれ全く異なり、おそらくシーズン2の出演者は、シーズン1でいろいろ学習したんだろうな、という雰囲気が随所に漂っているので、先にシーズン1を観る方が、コタエあわせができるというか、よりシーズン2を楽しめると思います。
という訳で、「サークル語り」はまだ続きます…。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織