おすもう男子がまた突然のめり込み始めました
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
先日、5歳になるお子たっての希望で、プログラミング講座の無料体験レッスンを受けてきました。
わたくしは、やはり今のお子と同じくらいの歳からピアノとモダンバレエを習っていました。
バレエは小学校低学年くらいにやめてしまいましたが、ピアノは大学生の頃まではなんとなく弾いていました。
でも残念ながら、あまり興味がないのにお稽古に通わないといけないのが苦痛で、大人になった今は、どちらとも、やるのも観賞するのも全く興味がありません(唯一、ジャズピアニストの上原ひろみさんは好きで、CDを買ったり、ライブに行ったことがあります)。
そんな自分の経験があったので、「自分が好きだと思うもの以外は何をやっても嫌いになってしまうだけ」と、ついついあれこれやらせたくなってしまう自分自身にも言い聞かせながらお子との5年間を過ごしてきました。
なので、我がお子は、今まで習い事らしいものをほとんど経験せずにきていたのですが、ある日突然、お相撲以外に自分から「やりたい!連れてけ!」と言い出したのが「プログラミング講座」でした(お子のお相撲開眼についてのお話しは、またどこかで書こうと思います)。
電車の中で、ロボットを片手に楽しそうにしている子供達のプログラミング講座の中吊り広告を見て、急に
「あれはなに?あれをやってみたい」
と言い出したのです。
えぇぇー?!?!と思いつつ、その場でスマホで調べてみると、年長さん(お子の学年)から通えるとのこと。
ならばその気持ちが冷めぬうちに、と思い、早速体験レッスンに連れて行ってみると、これが本人ドはまり。
行くまでは「知らない人がいたら、はずかしいなぁ」なんて言っていたのに、教室に着いて席に案内された途端、机にあったパーツの箱を勝手に開けて始めようとして先生に静止されていました(笑)。
もともとパズルやブロックを組み上げるのが得意で好きだというのもあったので、iPadを見ながらの課題の車の組み立ても、あっという間にサクサク仕上げていました。
車を組み立てた後は、いよいよその車を動かすプログラミング作業に移るのですが、今回は体験ということもあって、内容はとても簡易的なものでした。
でもそのほんのさわりだけでも、非常に面白く、単に見学しているだけのわたくしですら、なるほどな、と思うことが色々ありました。
よくプログラミングを学ぶ意義として、
「単にコードが書けたりするだけでなく、論理的思考が身につく」
ということが語られますが、わたくしは、その意味が初めて腑に落ちた感じです。
今回は、自分の組み立てた車を、1mほど先にあるゴールにぴったり止める、というのが与えられた課題だったのですが、
・そのためにはまず一番最初に何をやるべき?
・もしも一番最初にやったことでうまくいかなかったら、次はどうするべき?
と、何を手掛かりにしたら目標にたどりつけるのか、それに沿って順番に考え、車の動かし方を決めていく(プログラミングしていく)のです。
お子は最初に先生からヒント的きっかけとして、
「ゴールまで、どれくらいタイヤを回したら着くかな?」
と聞かれ、
「10回!」
と張り切って「10」をプログラミングし、走らせてみたら、ゴールを盛大に通り過ぎてしまい、しょっぱい顔をしていました(笑)。
でもその後、「だったらどうしたらいいと思う?」と問われ、
「9にへらす」
と、プログラミングの内容を変えてみたところ、見事ゴール線ぴったりで車がとまり、先生から
「素晴らしい!」
と言われて、ニンマリしていました(後でプライベートのインスタにその動画をアップしようと思います。文字通り「ニンマリ」してて笑えます)。
翌日、おそるおそる本人に感想を聞いてみると
「楽しかった、またやりたい、今すぐにでもまた連れて行け」
的なコタエがかえってきたので、とりあえず本申し込みをしてみましたが、さて、どうなるでしょうか。
論理的思考うんぬんもさることながら、わたくしは本人が自分でやりたいことを見つけ、それが楽しかった、というのがとても嬉しかったので、このままその「楽しい」が続くといいなぁと思っております。
<2021年6月追記:通いだしたその後、です>
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織