「勉強」を楽しめる能力について
まずお詫びを。申し訳ありません。あなたに含むところはありませんが、同種の質問があまりに多いので、今回で打ち止めにさせていただくために、直截な物言いをいたします。(つづく)#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/JpFCJNVYUy pic.twitter.com/S6uQYbnpNl
— 読書猿『独学大全』11刷 合計20万部(紙+電子) (@kurubushi_rm) November 9, 2021
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
現在、回答にうなり、取るべきコタエも見えてるけど、踏み出す勇気があるかどうか、自問中…。
先日twitter上で、
「大学の勉強がつまらない」
という悩みを鮮やかに因数分解して、根っこに何があるか指摘してくれたつぶやきを見つけました。
端的に言うとズバリ、
しかし何事であれ、楽しむにはある程度の準備や能力が必要というのも事実です。
— 読書猿『独学大全』11刷 合計20万部(紙+電子) (@kurubushi_rm) November 9, 2021
こういうことなんですよね。
赤ちゃんに1万円札を握らせたところで、くしゃくしゃに丸めて仕舞いにはぽいっと投げ捨ててしまうのがオチです。
目の前にあるその紙きれ(1万円札)が単なる紙きれではなく、どういう意味を持つものなのか、ということが理解できて初めて1万円の価値は見えてくるし、その1万円を味わい楽しむことができるようになります。
それと一緒で、大学で展開されている学問を楽しむためには、まずそれにどういう価値があるのかを理解していないと難しいということのなのです。
もっと簡単に言ってしまうと、必要性にリアリティが持てれば、俄然やる気や興味が湧いてきます。
海外でバッグを売りたいと思えば英語の勉強にやる気が出るし、香港に友達ができれば、広東語に興味が湧きます。
ただそうなるためには、いろんな経験をして見聞を広める必要があります。
でも今の日本の社会のシステム(=18歳までにがむしゃらに受験勉強をして、そのまま社会を見聞きせずに大学に突入する)だと、なかなかそうやって人生を進めることを許してくれる雰囲気がありません。
我がお子が、「大学には行きたいけれど、その前に2〜3年ブラブラしてくるわ」といった時に、100%肯定の気持ちで送り出せるかどうか、、、ちょっと今の自分には自信がありません。
でもこの視点が持てるかどうかで、見えてくる人生の風景は全く変わってくると思うし、極端なことをいえば、つまらないものなんて1つもなくなると思うので、できることなら、盲目的に「当たり前」の道を進むのではなく、多少「脱線」しても、「勉強を楽しめる」人生を歩んでもらいたいなとも思います。
そしてそのために、香港や美術館、わたくしのバッグの売り場など、わたくし自身が心から楽しいと思う場所・人・モノにはせっせとお子を連れ出していますが、そういうのは余計なお世話なのかな…。
あれこれ揺れ動いている今日この頃ですが、引き続き、あれこれ思い悩みたいと思います。
12月のイベントもどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
個展販売イベントの会場が決まりました<2021年12/18(土)〜19(日)@中目黒ギャラリー(NO DESIGN GALLERY)>
Saori Mochizuki 個展販売イベント
2021年12月18日(土)、19日(日)
開催時間:調整中(追って告知致します)
会場:中目黒ギャラリー(NO DESIGN GALLERY)
東京都目黒区上目黒1-7-2
(1LDKというセレクトショップの隣)
中目黒駅から徒歩3分
!!以前Accent Colorの実店舗があった場所とは異なります!!
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織