商標権存続期間更新登録申請を自分でやりました

商標権存続期間更新登録申請書

 

こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。

 

期限の迫った商標があったので、更新手続きをしに霞が関の特許庁へ行ってきました(以下の情報は2023年1月時点でのものになります)。

 

更新手続きは郵送や電子出願も可能ですが、今回はモノは試しということで特許庁へ直接提出しに行ってきました。

 

商標権更新の時期について

 

商標は登録されてから10年権利を保有できます。

 

その後も、期限内に「商標権存続期間更新登録申請」(=更新手続き)を行えば、最長10年まで更新ができます。

 

ちなみに更新手続きは、権利存続期間満了の6ヶ月前から行えます。自分の商標権がいつから更新可能なのかの詳細については特許庁のこちらのページで確認できます。

 

商標権の更新手続期間の注意

 

今回わたくしは弁理士事務所などを通さずに自分で手続きを行うことにしたので、何か不備があった時に余裕をもって対応できるよう、満了日の6ヶ月弱前に行いました。

 

商標権存続期間更新登録申請書について

 

ちなみに商標権存続期間更新登録申請書のテンプレートは、これまた特許庁のホームページに掲載されています。

 

商標権存続期間更新登録申請書(更新・一括納付)の見本 

 

更新は、5年の分割か、10年の一括が選択できます。

 

わたくしは手間をかけたくなかったのと、5年分割だと印紙代(印紙については後述します)が割高になるので10年一括を選択しました。

 

上記のサイトの書式見本を参考にわたくしが作った申請書がこちらになります。

 

商標権存続期間更新登録申請書

 

印紙がカラーの方が原本で、モノクロの方はそのコピーです。

 

A4の普通のコピー用紙(用紙の向きは縦長)にWordで作りました。びっくりするほどシンプル(?)なので、本当にこれで大丈夫??と不安になりましたが、問題なく受理していただけました。

 

商標権存続期間更新登録申請書の提出場所

 

商標権存続期間更新登録申請書の提出窓口は、霞が関にある特許庁・本庁1階にあります。

 

入館には受付票の提出と手荷物検査が必要になります。受付票は下記の特許庁のホームページからダウンロードができるので、わたくしは事前に書き込んで持参しました。

 

特許庁へのアクセスと入館案内について

 

訪問先の担当課室名がわからなかったので空欄のまま持参し、受付時に商標の更新手続きで来た旨を伝えて尋ねたところ「空欄のままで結構です」とのことでした。

 

商標権存続期間更新登録申請の印紙について

 

ちなみに商標権存続期間更新登録申請に必要な印紙は、一般的によく目にする「収入印紙」ではなく、「特許印紙」というものになります。必要な金額は、登録している区分数に比例します。

 

分割(5年):区分数×22,800円

一括(10年):区分数×43,600円

 

今回のうちの場合は、区分数は1つだったので、10年一括の43,600円分を用意しました。

 

なお特許印紙は郵便局で取り扱っているようなんですが、販売していない局もあるようなので、事前に問い合わせてから行った方がいいようです。

 

ただわたくしはこの手間がちょっと面倒くさかったのと、特許庁ならば確実に取り扱いがあるので、申請書を提出しに行く当日、特許庁で購入することにしました。

 

そして実際、申請窓口のすぐそばに特許印紙の販売所があったので、そこで購入することができました。

 

でも実は、、、そのせいでちょっとだけ後悔することになりました。

 

商標権存続期間更新登録申請書のコピーについて

 

提出時、窓口の方が、

 

「もし必要なようでしたら、申請書の原本に特許印紙を貼った後、コピーをとってそれも一緒に提出してくれたら、受領印を押すことができます」

 

とおっしゃっていたので、一応念のため、コピーをとって受領印をもらうことにしました。

 

なんですが。

 

特許庁の中でコピーを取ると、A4モノクロ1枚に32円もかかるんですよ。

 

当然(?)ですが、うまく動線が引かれてるもんで、印紙売り場のすぐ横にコピーコーナーがあったので、そこに吸い寄せられるように向かいましたが、張り出されている金額を見てギョッ。

 

コンビニでとれば、10円で済むところ、3倍かよ!とおののきました。

 

とはいえ、たかだか20円くらいの差なので、大した出費ではないのですが、なんだか特許庁にうまいことやられているような気がして、非常に悔しくなりました(笑)。

 

一瞬、外に出てコンビニでコピーしてこようかとも思ったのですが、また入館手続きをイチからやらねばならない手間に思い至り、断念しました。。。

 

これが、先ほど書いた「ちょっとだけ後悔」の正体です。

 

とってもみみっちい話ですね。。。

 

でももしこれから特許庁に直接商標の更新手続きに訪れる予定の方がいらっしゃるようでしたら、特許印紙は(郵便局に在庫確認の電話をしてから)事前に購入し、原本に貼り付け、コピーを予め取っていくことをおすすめします。22円節約できます(笑)。

 

商標権存続期間更新登録申請書

 

ちなみにこちらが32円コピーに受領印を押してもらったものになります。

 

印紙が貼られているものは、モノクロでしかコピーをとっちゃダメ、とのことなので、22円節約予定の方(=事前にコピーをとっていく予定の方)はその点もご注意ください。

 

なお、更新書類は無事受理していただいたので、後は更新が完了するのを待つのみ(&1〜2週間したら、電子化手数料の納付通知書が届くようです。詳しくはこちら→書面で手続する場合の電子化手数料について)。

 

無事更新されたらまたご報告したいと思います。

 

東京「日常をドラマチックにする」バッグ

Saori Mochizuki

デザイナー 望月沙織

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