鈍器のようなケーキ1kgをオーストリアから取り寄せ中
ホテル・ザッハーのオンラインショップが、6/8まで60ユーロ以上の購入で送料無料のキャンペーン中❣️世界中にザッハートルテは数あれど、“オリジナル”を名乗れるのは唯一ザッハーだけ。この機会に本場の味を楽しんではいかがでしょう⁉️🤵🤵♂️https://t.co/WWWpKYYhPM pic.twitter.com/Tgtn2I3Z6p
— オーストリア政府観光局 (@ANTO_Tokyo) April 7, 2021
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
先日、このツイートを見かけて、思わず注文してしまいました。
有名なチョコレートケーキ「ザッハトルテ」です。
わたくしは、ザッハトルテという名前の響きから、なんとなくこれはドイツ語圏発祥のお菓子なんだろうな、と思っておりましたが、今回でウィーンの「ホテル・ザッハー」が発祥だということをしかと学びました。
ザッハトルテに関しては、もう1つ「デメル」というお菓子屋さんのこともなんとなく耳にしたことがあったのですが、これまた今回注文したことで、
ザッハトルテを一番最初に作ったのはホテル・ザッハー
↓
その後、ホテル・ザッハーが財政難に
↓
その際、資金援助をしたデメルが、その見返りにザッハトルテを販売開始
↓
門外不出のはずのレシピが外部に流出
↓
ホテル・ザッハーとデメルで揉める(法廷闘争7年)
↓
ホテル・ザッハーは「オリジナル ザッハトルテ」
デメルは「デメルのザッハトルテ」
として販売していくことが決まる
(ちなみに両者の味はほんのちょっと違う)
ということも学びました。なんだか色々面白いです。
それ以上に笑った(笑った?!)のが、
「ちゃんと潰れずに届くの?」というネット上の心配の声に
もともとのケーキが投げても壊れないくらい頑丈なうえに、がっちり包装されるので大丈夫なはずです❣
— オーストリア政府観光局 (@ANTO_Tokyo) April 7, 2021
政府公認の硬さって!(笑)
当初、60ユーロって8000円くらいするので迷っていたのですが、 この呟きをみて購入を決めました。
そしていざホテル・ザッハーのサイトをみて、もう一つ大笑い。
一番大きいサイズは、
正味(Net Weight)1170gって、1kg超えてるじゃないですか!
もはや鈍器の域です。
もう興味しか湧きません。
という訳で、わたくしはこの特大サイズのザッハトルテ1台と、ホットチョコレートでover 60ユーロの注文にしようとしたのですが、ちょうどその頃、yahooニュースなどでもこの全世界配送無料の話が掲載されたようで、ケーキ並みにサイトが重くなってしまい、しまいには
どうやらサーバがダウンしてしまったようでした(「テシ」はおそらくドイツ語特有の「ウムラウト」がついた文字の文字化けかと。調べてみると「verfügbar」で「利用可能」なので、この一文で、「現在サービスは使えません」的な意味になっているようです)。
その後、夜中に再チャレンジしたら無事注文できました。
だいたい1週間くらいで届くとのことなので、それまでの間に、付け合わせの無糖ホイップを作る用の電動泡立て器を買おうかどうかで若干悩み中です。
コロナ禍じゃなければ、うちのブランドのお客様たちをお招きして「ザッハトルテ パーティ」でも開催したいところなんですが、、、なかなかそうもいかないのが非常に残念です。
本場ウィーンに行けるのはまだ先になりそうですし、なかなかユニークな機会だと思いますので、皆さんもよろしかったらぜひ〜。
また届いて食べたらレポートしてみたいと思います。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織