大阪展示(4):オリジナル製作に立ちはだかる壁のお話し
こんにちは、東京/てんてんしましま(水玉とボーダー・ストライプ)で日常をドラマチックにするバッグを作っている「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
アクリルで作ったオリジナルの持ち手は、赤もあります。
一番最初にお願いしたのがこの赤でした。
そうしたら、Andorinhaさん(今回このアクリルパーツを作ってくださったお取引先)が、イメージにあった板を見つけてくださいました。
これはとってもありがたかった!
持ち手に限らず、オリジナルのものを作ろうとすると、
「希望通りの色(もしくは材質・素材)が見つからない!」
という壁にかなりの頻度でぶち当たります。
オリジナルで作るのにおかしいじゃないかと思われるかもしれませんが、割とモノづくりあるあるです。
わたくしは過去に何度かこの壁に弾き飛ばされて、オリジナル製作を断念したことがあります。
オリジナルで作る、つまり、量産品にはないものを作ろうとすれば、当然のことながら、その原材料なども、量産品とは異なるものが必要になってきます。
でも材料屋さんだって、無駄な在庫は積みたくないので、基本はよく使われるものから順にストックしています(=珍しいものは持ってない)。
そうなると、希望のものを取り寄せてもらうことになるのですが、今度はロット数の問題が出てきます。
「欲しかったら特別に注文かけられるけど、○個以上からじゃないと取り寄せられないよ」的な感じのアレです。
その○個が、簡単にさばけそうな数であれば問題はありませんが、たいていは小さなブランドにとっては荷が重すぎる数だったりします。
もしくは、例えばそのうちの半分を無駄にする覚悟で注文するという手もあります。ただそれは、とりもなおさずコスト高に直結します。
そのあたりの兼ね合い・戦略が本当に難しいのです。
その点、Andorinhaさんは、基本、どんな球でもほぼ即答で「できますよ〜」と打ち返してくれたのでとても心強かった。
それは、ご自身のところでいろんな在庫を持っていたり(かつ、それを惜しみなく共有してくれる)、小ロットの対応ができる機動力を備えているという企業努力の賜物だと思うので本当に尊敬します。
今回のこの赤も、わたくしの希望に近い色が、Andorinhaさんのお手元でストックされている板の中にあるということだったので、それを使わせていただきました。
それにしても。。。
ネコなのに、なぜ赤なのでしょう。。。
これにはわたくしのこだわりが詰まっているのですが、そんなこんなはまた次回お話ししたいと思います。
今日もここまでお付き合いいただき有難うございました。
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受注会は、どうぞお気軽にいらしてください。初めての方はハードルが高く感じられるかと思いますが、ご覧いただくだけでも気兼ねなくどうぞ〜。
サオリモチヅキ
新作バッグ受注会
「This is the Bag vol.2」
2020年7/16(木)-19(日)
11:00-18:00(最終日は17:00)
大阪府大阪市浪速区恵美須東1丁目16-16
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東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織
〜大阪展示までの道のり〜