展示会の存在意義
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日が旗日(祝日)だと昨日気づいてあたふたしています(持て余す5歳児の体力…)。
それはさておき、先日、以前出展したことのある某展示会主催者から出展募集要項の豪華なパンフレットが3通も届いてびっくり、と同時に若干の違和感(やや怒りに近い)を感じてしまいました。
3通届いた理由は、
1.わたくし(過去出展者)
2.撮影部長(過去来場者)
3.お子(過去来場者 ←最終日、撮影部長と搬出作業をしていると保育園のお迎えに間に合わなかったので、終了時間前に入場しておいてもらった)
の3名それぞれに宛ててのものだったのですが、過去出展の経験があるわたくし宛はまだしも、いち来場者である撮影部長とお子宛てに送る必要はあるのか??と思ったのです。
もちろん、出展を検討している人が下見のために訪れるということはよくあることなので、そういう人を「見込み客」と想定して営業をかけている、ということはあると思います。
でもずっしり重く立派な装丁のパンフレットをみて、
「こういうのも、出展者から集めたお金から出ているんだよな、、、」
と思うと、なんだかゲンナリしてしまったのです。
インターネットが発達していなかった昔は、作り手が消費者と直接繋がることは簡単なことではなかったので、展示会のような場で卸先などを探す必要があり、必然的に展示会の価値もそれなりに高かったと思います。
でもそうやって卸先を見つけなくても、直接ネットなどでお客様と向き合うことが容易になった今、展示会は、出展者目線で考えると、そもそも出る意味があるのか?と存在意義を問いたくなるような存在になってしまっています。
もちろん質の高い出展者を集めないことには、質の高いバイヤーさんは集まってこないので、ここは、卵が先か鶏が先か、という話になってしまいますが、出展経験のある自分からしてみると、明らかに出展者をかき集め、ウツワの体裁を整えることばかりにムキになっている印象が強いのです。
・・・と、なんだか一般のお客さまにとってはあまり関係のない話でプリプリ怒ってしまいましたが、そういったことを横目で見つつ、「流行っているから」とか、「みんながやっているから」といったことに無駄に絡め取られず、自分にとっては何が重要なのかをしっかり見極めて突き進んでいきたいと思っています。
ちなみに本日冒頭の写真は香港の展示会の様子(今回の話とは一切関係がありません)。
12月のイベント、よろしくお願いいたします。
個展販売イベントの会場が決まりました<2021年12/18(土)〜19(日)@中目黒ギャラリー(NO DESIGN GALLERY)>
Saori Mochizuki 個展販売イベント
2021年12月18日(土)、19日(日)
開催時間:調整中(追って告知致します)
会場:中目黒ギャラリー(NO DESIGN GALLERY)
東京都目黒区上目黒1-7-2
(1LDKというセレクトショップの隣)
中目黒駅から徒歩3分
!!以前Accent Colorの実店舗があった場所とは異なります!!
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織