オススメ解説:「山田五郎 オトナの教養講座」(YouTubeチャンネル)
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日は、見えなかった目が見えるようになる、YouTubeチャンネルのご紹介です。
それは「山田五郎 オトナの教養講座」です。
以前はテレビで見かける度にいつも、「山田五郎さんて、いったい何者なんだろう、、、??」と思っていましたが、1〜2年前に、山田さん著のこちらの本を読んで以来、すっかりファンになってしまいました。
一番最初のとっかかりは、「へんな」というタイトルと、そのタイトルに見事にマッチしたこの「へんな」表紙絵(アンリ・ルソーの絵画)に惹かれて手に取ったのですが、この本を読んでみると、今までただの「うまい絵」としてしか認識されていなかったさまざまな絵が、途端にイキイキとした躍動感を持って目に飛び込んでくるようになり、すっかり山田さんの西洋絵画解説のトリコになってしまいました。
それ以降、追加でこちらの本を読んだりして、
さらに「へぇーー!」「ほーーっ!!」と唸ったりしていたのですが、「山田五郎 オトナの教養講座」は、それの動画版といった感じになります。
ちなみに現時点でわたくしが好きな回は、冒頭にリンクを貼ったセザンヌについての回です(「【現代絵画の父】セザンヌのリンゴはなぜ落ちない?【実は〇〇っぴ】」)。
今までわたくしは、画家に限らず歴史に名を残す人って、すべからく天才だけなんだ、となんとなく思い込んでいるところがありました。
でも山田さんの解説によれば、どうやら必ずしもそうではなく、中にはあんまり才能のない人もいるんだよ、という指摘はとても興味深い視点ですし、著名な画家として世界中に名が知れ渡っているセザンヌはまさにそんな画家の典型だという解説は、わたくしのような平凡な人間にとってはとても勇気の湧く話でもあります。
なにより、「世界的大家だ」という雰囲気に飲まれず、へんなものにはへんとはっきり言える山田さんのスタンスがすごくいいです。
1話20分前後ですが、見る前と見た後では世界が違って見える気がします。ちょっとした息抜きの時間などに是非ご覧になってみてください。
ーーー<近日参加予定のイベント>ーーー
2021年8月16日(月)-31日(火)
東京・渋谷ヒカリエ5F
マーケットプレイス内
営業時間等は新型コロナウイルスの感染拡大状況次第で色々変化すると思いますので、ご来店いただく前にその都度、渋谷ヒカリエの公式サイト上でご確認頂けたらと思います。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織