好きと怖いで揺れ動く
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
お子、たっての希望で通いだしたプログラミング教室のその後、です。
実は、あれだけ
「またいきたいんだおーー!!」
と張り切っていたのに、いざ通いだしたら、絶賛拒否。。。
本人の様子や言い分をよくよく見極めてみると、どうやら、レッスンを、親の付き添いなく自分一人で受けなければならないことが怖くて仕方がないようです。
体験レッスンの日は、わたくしは隣で座って見ておりましたが、本レッスンは基本的に一人で、とのことだったので、初日、お子を送っていき、教室から離れようとすると大号泣。
いや、気持ちはわかるけど、一回やってみよう、と言い聞かせ、
「もう かえる」
「もう いやだ」
とすがるお子を、苦笑いの先生たちに任せてそのまま教室をあとにしました。
待っている間、わたくしの方でも自分なりにあれこれ思考を巡らせてみましたが、体験レッスンの日に興奮していたお子の様子を見る限り、やっている内容は好きなはずです。
だとしたら、親と離れることが障害になってやめてしまうのはもったいないよな、、、と思いながら、終了時刻に迎えに行ってみると、案の定(?)お子はニッコニコ。
何をやったの?と聞くと、あれこれ、持ち合わせているボキャブラリーをフルに使って説明してくれました。
帰宅してからも、どうだった?と尋ねる撮影部長に「たのしかった」とは言っていましたが、それでも合間合間に、
「はなれるのが こわかったんだおー」
「またいくのー??」
「えぇーっ、もう いやだ」
が挟まります。
そんなこんなの事情があったので、先生に、慣れるまでレッスン中も保護者が付き添えないかお願いしたところ、快く了承していただけたので、当面は背後から見学させてもらうことになりました。
で、いざ付き添ってみると、こっちの存在はそっちのけでレッスンに没頭しています。
冒頭の写真の通り、爪先立って、前のめりに張り切ってやっているのです。
やっぱり好きなんじゃないか、と思いましたが、とはいえ本人も相当葛藤しているようで、ある時は、朝の5時ごろぽこっと目を覚まし、
「ろぼっと いかなきゃ、だめ??」
と聞いてきました。
一緒について行くから大丈夫だよ、というと、直後は納得するのに、しばらくすると、
「いや、それでもこわいから いやだ」
としがみついてきます。
かといって、連れて行くと、楽しそうにレッスンを受ける…。
結局これを、かれこれ数回繰り返しております。。。
こちらとしては、もう面倒臭いな、、、という気持ちが湧き上がってきて、いっそのことやめてしまえばお互いに楽になるんじゃないか、、、と思ったりもしましたが、果たしてそれでいいのかどうか、と迷ったりもしております。
また、あと数年もしたらむしろ親から離れたがるようになるでしょうから、こういうのは良くも悪くもきっと今だけなんだろうな、と思いますし、嫌だという気持ちを押さえ込まずに素直にちゃんと主張してくるのはいいことだよな、とも感じています。
という訳で、さて、わたくし達はこの目の前にあるほんのりとした壁を乗り越えることはできるのでしょうか。。。続ける・続けない、どっちに転ぶのかなぁ。。。
もうしばらく様子を見てみたいと思います。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織