織りの黒猫

 

こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。

 

久々に、ザ・猫なバッグが出来ました。

 

話は少し専門的になります。

 

柄のある生地には大きく分けて、

 

染め(プリント)

 

 

織り

 

の2種類があります。

 

染めの方は、布地の上にお絵描きが乗っている状態と思っていただけたらわかりやすいかと思います。

 

白い紙の上に絵の具やクレヨンなどで絵を描くみたいなことなので、加工前の生地そのものに色はありません。ゆえに、生地をひっくり返すと、裏面は白い(もしくは色が薄くなっている)ことが多いです。

 

対して織りは、色のある糸を組み合わせて絵柄を浮かび上がらせていきます。

 

なので比較的立体感あふれる仕上がりになります。

 

ちなみに着物も染めの生地で作られたものと織りの生地で作られたものがあり、前者は友禅、後者は紬などが有名です。

 

そして今回のこの黒猫のバッグは、ジャガードという織りの技法で作られた生地を使っています。

 

糸の濃淡で毛並みを表現している部分もあってとてもリアルなので、遠目に見ると、まるで本当にそこに黒猫がいるかのように見えます。

 

バッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ/望月沙織)」の黒猫ボストンバッグ

 

黒猫とは反対側の面には、スペイン製の織りの生地を使いました。

 

カーテンやソファなどに使われるインテリアファブリックを芯材で補強してバッグに仕立てました。

 

写真だとなかなか再現が難しく伝わりにくいかもしれませんが、織りで柄の凹凸が表現されています。

 

お部屋のアクセントになるように、と作られた生地なので、着こなしのワンポイントにもなりますし、見る角度によって色の雰囲気や光沢が変わるので、持っていると、少し高級感あふれる佇まいになります。

 

糸もいろんな種類が使われているので、手触りも楽しめるバッグになっています。

 

なおこちらのバッグはオンラインショップにはUpしておりませんが、受注生産で承りますので、ご希望があればこちらまでお問い合わせください(早期割はありませんが、ロイヤルメンバーの10%OFFは対象です)。

 

またこれまでにうちのバッグをお使いくださっている方に限り、このバッグの型紙をベースに飼い猫ちゃんのお写真でのオーダーメイドを承ります(その際の生地は、織り(ジャガード)ではなく染め(プリント)になりますのでご了承ください)。

 

<本日ご紹介のバッグ>

ロードムービー・限定
(ファスナー付ボストンバッグ)
黒猫_赤
品番:2014SS-RM_BCR

 

H42 × W36.6 × D9.4 cm

ファスナーの長さ:48cm
持ち手の長さ:44cm
内ポケット:H16 × W26cm

 

ジャガード織り
スペイン製(表胴背面)
コットン
牛革

 

税込¥33,000-

 

東京「日常をドラマチックにする」バッグ

Saori Mochizuki

デザイナー 望月沙織

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