脱輪事故、みたいなことを繰り返し中、、、。

Saori Mochizukiのバッグ

 

こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。

 

工業用ミシンとの格闘は続いております。。。

 

昨日はまた、盛大に失敗をしました。

 

というか、本当は革の厚みを0.8mm弱で揃えなければいけないものを、うっかり勘違いして0.4mmで準備してしまい、でも、まあいけないこともないんじゃないかーと思い、やってみましたが、やっぱりダメだったのです。

 

飛んで火に入る夏の虫というか(ちょっと違うか?)、うすうす分かっていただけに、タチの悪いおこないであります。

 

0.4mmにしてしまった、と気付いたのに、「またイチから裁断したり、革をすいたりするの、面倒だな、、、」と思ったあの時の自分をグーで殴りたい。

 

ちなみに今やっていることは、イメージでいうと、「線路を引いて、その上に、イチから組み立てた電車を安全に走らせる」みたいなことでして、革の厚み・芯の太さ・縫い代の幅、ミシンの押さえ金のサイズ、などなど、条件が全てぴったり設計図通り(型紙通り)に揃わないと、きちんと縫い上がらない仕様になっています。

 

何かがちょっとでも狂うと、脱輪して大事故、みたいなことになるのです。

 

今まではそこまでシビアに突き詰めなくてもなんとか形になるものにある意味逃げていたのですが、もうちょっと自分をアップデートしたいと思って挑み始めた世界なので、できないのは当たり前、、、なんですが、こう何回も失敗を繰り返すとちょっと気持ちも萎えてきます。

 

そして意外に自分がいい加減な性格をしているということにも気づいて、「そういうとこだぞ!」と自分に自分でツッコミを入れている今日この頃です。

 

ちなみに3年ほど前から大阪のサンプル師の先生がやっているバッグ教室に不定期でお勉強に通っておりまして、つい先日も行ってきたのですが、ミシンをかけている姿を見た先生から

 

「いろいろとやっちゃダメなクセが染み付いてしまっている」

 

とダメ出しをされました。

 

指摘された悪癖とされるものの中には、「そんなやり方、この世に存在していたのか!」というものも含まれていたので、教えてもらって本当によかったのですが、

 

「長いことそれでやってきてしまっていると、もしかしたら直すのにちょっと苦労するかもしれませんね」

 

とも言われてしまいました。

 

とほほ、です。

 

でもやるしかないです。

 

ダメな自分と向き合うのって、ほんと、大変ですね。。。

 

頑張ります。

 

東京「日常をドラマチックにする」バッグ

Saori Mochizuki

デザイナー 望月沙織

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