横綱に学ぶ弱点との向き合い方
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
最近、頂点を極める人はやっぱり違うな、と思ったことがありました。
先日引退を発表した元・横綱の鶴竜さんのお話しです(今は鶴竜親方)。
大相撲夏場所11日目の、相撲協会公式YouTube上でのゆるゆるとした実況中継中に、突如フォロワーの方から、
「お相撲の質問とは関係ないんですが、、、」
と、11歳になる息子さんが周囲から良くない言葉でいじられて、学校に行きたくないといっているので励ましてもらえませんか、
というメッセージが寄せられました。
それに対して、みなさん真摯に応えつつも、なんとなく全体の空気が
「気持ちの強さを持って…」
という月並みな流れでまとまりそうになった時に、鶴竜親方はすかさず
「(気持ちの)強さというよりも、『工夫』。自分の弱点を工夫する」
と切り込んだんですよね。
これには、なるほどなぁと唸りました。
強かったらいじめに負けない、となると、今度は強くなれない自分に悩んでしまったりします。
また、単に強くあろうとするだけでは、自分が何に対して弱かったり、嫌だと思うのか、という本質の部分を見失うときがあります。
でも、弱い部分にダメージを受けないようにする工夫は、まずはその自分の弱い部分と向き合うことから始めることになるので、根本的な問題解決を図るためにはとても有効な手段になります。
ここがきちんと意識のまな板にのっかって言語化できているというのはさすがだな、と思いましたし、会話の流れに流されず、しっかり自分の主張を挟んでいける瞬発力は、文字通り横綱級だな、と思いました。
ちなみに鶴竜親方は、現役時代どんなことに弱くて、それをどうやって「工夫」してやり過ごしていたのかについては、↑で語っていらっしゃいます。
ぜひご覧になってみてください。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織