リメンバー9・11
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日は9・11。
アメリカの同時多発テロから20年も経ったのか、と、月並みですがびっくりします。
当時もうすでにしっかり大人だったわたくしは、あの時は大学時代の友人と一緒に高田馬場の居酒屋にいました。
まだ就職してすぐの頃だったので、何かと言えば学生時代の友人とつるんでご飯を食べに行っていた気がします。
居酒屋に遅めに合流した友人が「なんか飛行機がビルにぶつかったみたいよ」と言っていて、へ〜、そんなこともあるんだね、とぼんやり聞いていた記憶があります。
スマホなんてない時代だったので、ぶつかったどころの話ではない、ということを知るのは、帰宅後だいぶ後になってからでした。
あれからしばらく経ち、最近当時の友人たちとはメッキリ会っていません。
何より、居酒屋で夜までダラダラ過ごすなんてことができなくなってしまった今日この頃…。
「飛行機がビルにぶつかった」という事実は、今でも信じがたい出来事ですが、居酒屋で飲み食いしにくくなった今の状況を20年前の自分が知ったら、それこそ嘘だろ、って感じるだろうな、と思います。
近頃ちっとも会っていないあの時の友達には、連絡すればまた今すぐにでも会えるような気がしていますが、そうじゃなかったらどうしよう…という一抹の不安もあります。
そう思うとやっぱり20年は長い。
21年目の来年も、また同じようなことを言っている気もしますが、悲惨な事件に巻き込まれないで済んでいる「幸運」は、なかなか実感しにくい幸せだと思うので、そういったことをちゃんと拾い上げて幸せと噛みしめながら、これからも淡々と穏やかに過ごしていけたらいいなと思っております。
(ちなみに本日の写真は、いまだ現役のわたくしの80年代文具コレクションです。21年どころではない年月を経ていますが、まだしっかり型紙作りで使えています。今となっては一周回って最先端な雰囲気を醸しているような、いないような、うちのタマでございます…)
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織