PROJECT TOKYO 2021年3月展 ご来場有難うございました
こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
PROJECT TOKYO、無事終了致しました。有難うございました。
コロナ禍なので、と言い続けて早1年。もちろんコロナによる多大な悪影響はまだまだ各所に降り注いでおりますが、だからといってなんでもかんでもコロナのせいばかりにしていると、とっても楽ではあるけれど、目が曇ってしまうからしっかりせねばとも思っている今日この頃。
今回の展示会も、なかなか思うような結果が得られなかったのですが、それでもものすごく嬉しいことがありました。
出産前、今から6〜7年前にイベントをやらせていただいたとある百貨店のバイヤーさんが、いまだに覚えていてくれて、ブースに立ち寄ってくださったのです。
出展社リストにうちの名前があるのを見つけて、
「望月さん出るんだ、と思ったんです」
とおっしゃったので、
「覚えていてくれるなんて光栄です!」
と返したら、すかさず
「忘れられませんよ!」
と打ち返されて、思わず笑ってしまいました。
その時のイベントで買ってくれたうちの商品を今でも使ってくださっているそうで、それは本当にブランド冥利につきるな、と感じました。
そして、こんな大変な時期に、それでも「望月さんのところへ立寄ろう」と思ってくださるその気持ちがとても有難く、こういうことこそ大事にしていかないといけないものなんだと噛み締めました。
コロナは無情なまでに必要のないものをなぎ倒していきますが、その分、大切なものもくっきり浮き彫りにしてきます。
そんな現実と向き合うのはなかなかしんどいものがありますが、ついつい複雑に考えがちな問題を、コロナがシンプルにしてくれた、と前向きにとらえて頑張ろうかと思います。
ちなみにもう1つよかった(?)ことは、ちょっとだけ自分の成長が感じられたこと、でしょうか。
生まれて初めて展示会に出展した9年前は、展示会というもの自体がどんなものかもよくわかっていませんでしたし、一体どうやって商品を並べたらいいかもわからなかったので、かなり苦しんだ記憶があります。
こんな風に、正確な縮尺のバッグのミニチュアをたくさん作って、、、
ミニチュア人形に持たせたりしながら四苦八苦してました。
しかし今回は、ぱぱぱっと配置が決まり、実際の搬入も、撮影部長と小1時間であっさり仕上げることができてしまいました。
思えば遠くへ来たもんだ…なんて歌の歌詞がありますが、自分、ずいぶん成長したな、と思いましたよ(笑)。
今見ると、このミニチュアの人形とか本当に笑っちゃうんですけど、でもこの時の暗中模索五里霧中で泣いていた自分がいたからこそ今があるんですよね。いやぁ、、、なんでもやってみるもんだ。
という訳で、新作バッグは引き続き販売中です。3月一杯は、2/14のオンライン新作発表会にご参加くださった方は割引価格で購入できますので、よろしければぜひ…!
PROJECT TOKYOでもう1つ面白かったことがあるんですが、それはまた明日書こうと思います。
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織