好きなチェスの駒のお話し/新作「クイーンズギャンビット」について
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こんにちは、東京の水玉オリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki(サオリモチヅキ)」のデザイナー望月沙織です。
今日は少しだけ、今回の新作の柄のテーマになったチェスのお話しをしたいと思います。
といってもまだそこまで深く語れるほど詳しくはありません。
今は、駒の名前と顔(?)が一致して、それぞれが主にどんな動き方をするのかがなんとなくわかった段階です。
そんな中でも、好きだな〜と思ったのが
ポーン(pawn)という駒でした。
「歩兵」という意味を持つこの駒は、自らが犠牲になって、他の駒の引き立て役に回ることもあれば、ある条件が整うと、一気に最強の駒・クイーンに変身することができたりする、一見弱そうにみえて、実は大きなポテンシャルを持っている駒になります。
ちなみにこのポーンという言葉には「人質」という意味もありまして、日本語で言うところの「捨て駒」という意味で使われる時があります。
ノーベル賞でも話題になった日系イギリス人作家カズオイシグロさん原作の「日の名残り」という映画を先日観ていたら、
都合のいい捨て駒にされているんですよ!
(the most valuable pawn)
というセリフが出てきて、おぉ〜、っとなりました。
洋の東西を問わず、「捨て駒」という概念が存在するのが面白いなと思います。
ちなみにポーンのことが好きなもう1つの理由は、
頭が丸くて、並んでいるところを上から見ると水玉みたいに見えるから。笑
何をやっていても、つい水玉を探してしまう(もしくは水玉に見えてしまう)のはもはや職業病かと思います、、、。
2021年2月14日14時〜
今回のチェス柄について語ります。
お申込み・詳細は↑のリンクから
東京「日常をドラマチックにする」バッグ
Saori Mochizuki
デザイナー 望月沙織